制服のビロキン

関東鳥屋の時系列崩壊ブログ

ウズラ観察

よく春先にウズラ探しをしている友人が居て楽しそうなので、自分も去年から始めた。

2022年4月10日、とりあえずよく行く河川敷の農耕地で探してみたところ、鳴き声のみを含むと5個体を確認できた。翌日は1個体で、その後も4月中に数回行ったが確認できなかった。

2023年は4月3日にシーズン初めて同地へ。農地に点在していた耕作放棄地が殆ど農地化されており苦戦を強いられたが、どうにか3個体。その後2回行ったが、共に確認できなかった。

当地に頻繁に行くのは春秋のシギチシーズンだけなので年間通しての動向はわからないが、4月上旬に見やすいタイミングがあることは間違いなさそうだ。

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(上: 2023/4/3 下:2022/4/10 共に関東)

 

環境は、当地では堤防の斜面と耕作放棄地が主である。今年は耕作放棄地が殆どなかったので、3個体すべて堤防の斜面で観察した。居るのは乾燥した膝丈より低い草地で、ウズラでいえば、かがむと全身隠れるが、立ち姿勢で囀る時は顔が出るくらいの草丈だ。

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環境(鳥は映ってません)

 

去年も今年も、囀る雄を観察できた。ポケモントゲピーのような独特な声だった。しばらく待つと、目立つところに出てきて立ち姿勢で胸を張って囀っていた。何かに警戒すると、姿勢を低くして草に潜り、小走りで移動していた。小トトロと中トトロがどんぐりの袋を持って逃げるシーンに似ている。朝夕でないと厳しいのかと思いきや、正午ごろにも盛んに囀っていた。

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ここまで、まだ浅い観察経験を備忘録がてらにまとめてみた。個人的にはかなり好きなタイプの鳥なので、今後は他の季節にも探してみて、当地での動向がわかってくると良いなと思っている。生態や性齢識別等は「BIRDER 2020年1月号『Young Gunsの野鳥ラボ』」に詳述されている。

 

ウズラで検索しても、ウズラの卵の話やウズラシギの話ばかりで、ウズラそのものの観察記事がなかなかヒットしない…!