制服のビロキン

関東鳥屋の時系列崩壊ブログ

推定アカハジロ×メジロガモ

 

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推定アカハジロ×メジロガモ雄

(2023/2/12 埼玉県)

関東では比較的珍しい、外見がかなりアカハジロに寄った交雑個体。成幼不明。川に単独で浮いているのを偶然見つけた。周囲にはオオバンカルガモマガモコガモ等が数羽居る程度。

 

一見してアカハジロに似るが、頭頂にメジロ的な赤褐色の部分がある、西日本で観察されるアカメジによくあるパターン。脇の白色部は狭く前方下段に限定される。角度や状況次第では2枚目のように広めに見えることもあるが、典型的なアカよりは狭い。また、頭の中央が尖る点もメジロ的。嘴はやや短小に見えた。一応ホシハジロの要素も探したが、体に目立つ波状斑は見出せず、嘴先端の黒色部の範囲や虹彩の色なども、ホシ的なものはなかった。風切は確認できず。

本個体は、前年12月に今回の場所から直線で約3kmの地点でホシハジロ300+と共に見られたものと同一の可能性が高い。

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(2022/12/18 埼玉県)

この時は寝姿しか見られないまま終わり、その後しばらく確認できていなかったが、1月にも知人が同所で見ており、近隣に滞在し続けていたと思われる。別の知人が12月上旬に撮影した画像と比べても、同一として特に矛盾がないように感じた。この頃はまだ頭部に広く褐色の羽が残っていた。

 

このエリアのホシハジロは数箇所固まって溜まる場所があり、基本的にはそこさえ巡回していれば見落としは少ないと思っていたが、今回のような単独で動くパターンを見落とさずに済んだのは良かった。

いつかは純粋なアカハジロ雄を関東で見つけたいなぁ。